1. XHTML とはなんだろうか?

目次

本セクションは参考的。

XHTML は HTML 4 [HTML4] を再生、サブセット、拡張した現在と将来の文書型とモジュールのファミリーです。XHTML ファミリー文書型は、XML であり、究極的には XML ベースのユーザエージェントと共に動作するように設計されている。このファミリーとその進化の詳細は [XHTMLMOD] でより詳細に議論されている。

XHTML 1.0 (本仕様書)は XHTML ファミリーの最初の文書型である。これは、三つの HTML 4 文書型を XML 1.0 [XML] の応用言語として再形式化したものだ。XML 適合ユーザーエージェントでも、簡単なガイドラインに従えば、 HTML 4 適合ユーザエージェントでも動作する、コンテンツのための言語として使うことが意図されている。自分のコンテンツを XHTML 1.0 に移行させる開発者は、次の利点を実感するだろう:

XHTML はインターネットの次のステップである。今日 XHTML に移行することにより、コンテンツ開発者は、そのコンテンツの後方および前方互換性に自信をもったまま、全ての付随する利点を伴った XML の世界に参入できる。

1.1. HTML 4 とはなにか? (What is HTML 4?)

HTML 4 [HTML4] は、International Standard ISO 8879 に適合する SGML (Standard Generalized Markup Language) アプリケーションであり、 World Wide Web での標準的な出版言語として広く認知されている。

SGML はマークアップ言語を記述する言語であり、とりわけ、電子文書交換、文書管理、文書出版で利用されているものだ。HTML は SGML で定義された言語の例である。

SGML は 1980 年代半ばからあり、きわめて安定したものだ。この安定性の多くは、多機能で柔軟な言語であるという事実に基づいている。しかしながら、この柔軟性は対価が高く、この対価は World Wide Web を含む多様性な環境へ浸透することを阻むような複雑性の程度でもある。

HTML は、もともとの発想では、科学的、技術的文書の交換のための言語であり、文書化の専門家以外にとって都合が良いものだった。HTML は比較的単純な文書の筆者にとって都合が良いような、構造化タグと意味的なタグの小さな集合を指定することで、 SGML の複雑性を解決しようとした。文書構造の単純化に加えて、 HTML はハイパーテキストのサポートを追加した。後に、マルチメディアが利用可能となった。

きわめて短期間のうちに、 HTML は広く普及し、もともとの目的からは急速に逸脱し始めた。HTML の初端以来、(標準的な)HTML の中で利用可能で、高度に特殊化された市場に広く浸透するように、新しい要素が急速に発明されてきた。この過剰な新しいタグたちは異なるプラットフォーム間での文書の相互運用性の問題を提起した。

1.2. XML とはなんだろうか? (What is XML?)

XML™ は Extensible Markup Language [XML] の省略名である。

XML は、そのほとんどの複雑性を抜きにして、 SGML の力と柔軟性を回復する手段として構想された。 SGML からは制限されているが、それでも尚、 XML は SGML のほとんどの力と豊富さを維持しているのであり、 SGML で一般に使われている機能のすべてを保持したままなのだ。

これらの有益な機能を維持していながら、XML は、ソフトウェアに都合の良い記述と設計を困難でコストの高いものとしている SGML の複雑な機能を削除しているのである。

1.3. なぜ XHTML が必要なのか? (Why the need for XHTML?)

XHTML 1.0 を維持管理することの利点は、以上で述べたとおりである。XHTML に移行する一般的な利点は次ようなものだ:


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