2. 定義

目次

本セクションは規範的。

2.1. 述語 (Terminology)

以下の用語は本仕様書で遣われているものである。これらの用語は [RFC2119] で、ISO/IEC 9945-1:1990 [POSIX.1] での同じような定義をベースとするような方法で定義されているものを拡張している:

訳注:本邦訳では訳語が必ずしも厳密に統一されていない。

しても良い (May)
実装に照らして、「しても良い」という語は、本仕様書で要求されてはいないが提供されている、オプショナルな機能として解釈される。文書の適合性 に照らせば、「しても良い」という語は、使ってはならないオプショナルな機能を意味する。「オプショナル」という用語は、「しても良い」と同じ定義を持つ。
しなければならない (Must)
本仕様書では、「しなければならない」という語は、文脈に依存して、実装上や厳密適合 XHTML 文書上で義務的に要求されているものとして解釈される。「すべき」(shall) は「しなければならない」 と同じ定義を持つ。
オプショナル (Optional)
「しても良い」を見よ。
予約済み (Reserved)
値や動作が指定されてはいないが、適合文書での利用や適合ユーザエージェントでのサポートが許されない。
すべき (Shall)
「しなければならない」を見よ。
すべき (Should)
実装に照らせば、「すべき」という語は実装勧告ではあるが必須ではないものとして解釈される。文書に照らせば、「すべき」という語は、文書に対する勧告されるプログラミング上の実践や、厳密適合文書に対する要求として解釈される。
サポートされている (Supported)
本仕様書内の特定の装備はオプショナルである。装備がサポートされるならば、本仕様書が指定したように動作する。
指定しない (Unspecified)
値や動作が指定されないとき、仕様書は、その装備を使う文書に直面するときでも、実装上の装備に対する可搬性要求を定義しない。そのような実例で、その装備を利用するときに任意の動作を許容するのではなく、特定の動作を要求する文書は、厳密適合文書ではない。

2.2. 一般的用語 (General Terms)

属性
属性は、 DTD で定義された要素のパラメタである。属性の型と値の範囲は、可能なデフォルト値も含めて、DTD で定義されている。
DTD
DTD、すなわち文書型定義 (document type definition) は、XML マークアップ宣言の集合であり、集合として、その DTD に従う文書の中で利用可能な、合法的な構造、要素属性を定義する。
文書
文書はデータのストリームであり、参照するほかストリームと結合された後では、関連するDTD で定義されたように構成された 要素 内で情報を保持する構造である。より詳細な情報は文書の適合性を見よ。
要素
要素は文書を構造化する DTD で宣言された単位である。要素の内容モデルは DTD で定義されており、追加される意味は要素の散文的記述で定義されることもある。
装備
装備は、要素属性およびそれらの要素属性に関連付けられた意味(セマンティクス)である。
実装
ユーザエージェントを見よ。
構文解析(パース)
構文解析は、それによって文書が走査される行為であり、文書内に含まれていた情報は、情報が構造化されている要素の文脈へとフィルタリングする活動である。
描画(レンダリング)
レンダリングは、それによって文書内の情報が示される活動である。このプレゼンテーションは、環境(例えば、音声的、視覚的、印刷時)に最も適切な形式でなされる。
ユーザエージェント
ユーザエージェントは、本仕様書に従って XHTML 文書を処理するシステムである。更なる情報はユーザエージェント適合性を参照。
妥当性検証
妥当性検証は、それによって文書が関連する DTD に対して確認して、要素 の使い方と 属性 の使い方などの構造が DTD での定義と整合することを保障するプロセスである。
整形式
XML 1.0 勧告 [XML] の Section 2.1 で定義された規則に従って構成された 文書は整形式である。

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