Webアプリケーションのデプロイ

Revised: 26th/Apr./2008; Since: 25th/Nov./2002

サーバ・サイドで動作するJavaアプリケーションをWebアプリケーションと呼びます。Webアプリケーション・サーバがサーブレットを認識して実行できるようにすることを配備(deployment)と呼びます。ここでは、Tomcat 6.xにサーブレットを配備する手順を紹介します。

アプリケーション・サーバにデプロイするWebアプリケーションは、WARもしくはEARの形式でパッケージングします。warファイル、またはearファイルをデプロイすることで、当該のwarやearが実行可能になります。

サンプルwarファイルの入手

Apache Tomcatのページから、サンプルWARを入手します。

  1. [Apache Tomcat 6.0 Documentation] -> [3) First webapp] -> [Example App]
  2. ページ内のリンクから、"sample.war"をダウンロード。

warやearは、jarと同じように、zip形式のアーカイブです。JDK同梱のツールjarで展開することができます。

サンプルwarファイルのデプロイ

方法1

  1. "sample.war"を、Tomcatインストールディレクトリ配下の"webapps" ("${CATALINA_HOME}/webapps/")にコピー。
  2. ブラウザでhttp://localhost:8080/sample [localhost:8080]にアクセス

"${CATALINA_HOME}/webapps/"配下に置いたwarファイルは、ブラウザからアクセスするだけで、自動的にデプロイされます。成功していれば、サンプルアプリケーションの画面が表示されます。デプロイされた結果、"${CATALINA_HOME}/webapps/sample/"配下に展開されているので、ソースを見てみてください。非常に小さなサンプルです。

Tomcatサンプルwar実行結果
図:Tomcatサンプルwar実行結果

方法2

Tomcatの管理コンソールを用います。

  1. [スタート]メニューから、[Apache Tomcat 6.0] -> [Tomcat Manager]を選択
    もしくは、[Tomcatスタートページ] (http://localhost:8080/[localhost:8080])で[Administration] -> [Tomcat Manager] (http://localhost:8080/manager/html[localhost:8080])をクリック
  2. 基本認証ダイアログで、管理者IDとパスワードを入力(Tomcatインストール時に指定したもの)
    Tomcatログイン認証ダイアログ
    図:Tomcatログイン認証ダイアログ
  3. [Tomcat Webアプリケーションマネージャ]が起動
    Tomcat Webアプリケーションマネージャ
    図:Tomcat Webアプリケーションマネージャ
  4. [WARファイルの配備]にwarファイルのパスを入力 -> [配備]押下
    WARファイルのパス入力
    図:WARファイルのパス入力
  5. warファイルが"${CATALINA_HOME}/webapps/"にコピーされて展開される
    WARファイルのデプロイ結果
    図:WARファイルのデプロイ結果

結果は方法1の場合と同じです。成功していれば、サンプルアプリケーションの画面が表示されます。

サンプルwarファイルの削除

デプロイされたアプリケーションは、[Webプリケーションマネージャ]で管理します。[配備解除] (undeploy)をクリックすることで、当該Webアプリケーションはサーバから削除されます。

Webアプリケーションの管理
図:Webアプリケーションの管理
Webアプリケーションの配備解除結果
図:Webアプリケーションの配備解除結果


Copyright © 2002-2008 SUGAI, Manabu. All Rights Reserved.
SEO [PR] !uO z[y[WJ Cu