Strutsの導入

Revised: 30th/Nov./2002

Struts の入手

Struts の導入はきわめて簡単です。Struts の WAR (Web Application Archive) を入手して、これをドキュメント・ルートに配置し、配下のディレクトリにアクセスするだけです。入手先は Jakarta サイトになります。本稿では、 Struts Milestone Builds 1.1 Beta 2 を利用します。2002年現在、Release Builds の最新版は Struts 1.0.2 ですが、本稿では大幅に機能拡張された 1.1 を使うことにします。

サンプルのインストール

Struts のバイナリ・ディストリビューションを解凍すると、/webapps 配下に8つのサンプル・アプリケーションが同梱されています。

最初に struts-example.war をインストールして動作を確認してみましょう。

  1. 1.1 Beta 2 の ZIP 圧縮された binary ファイル、jakarta-struts-1.1-b2.zip をダウンロード
  2. 解凍して生成されたディレクトリ "jakarta-struts-1.1-b2" の配下 "/webapps" から "struts-example.war" を探す。
  3. "struts-example.war" を $TOMCAT_HOME/webapps にコピー
  4. Tomcat を起動
  5. ブラウザから、 "http://localhost:8080/struts-example" にアクセス
  6. ディレクトリ "$TOMCAT_HOME/webapps" 配下に、ディレクトリ "/struts-example" が自動的に生成されていることを確認。
  7. その配下のディレクトリ構造、生成されたファイルの種類を確認。

当方の動作は J2SDK 1.4.1, Tomcat 4.1, Windows 2000 で確認しています。Tomcat 4.0 でも同様に動作するはずです。Windows のバージョンが関係するとは思えないので、失敗した場合は、 Tomcat のバージョンと J2SDK のバージョンをご確認ください。 Struts のバイナリをインターネット越しに取得した場合は、そもそもダウンロードが成功したのかサイズを確認してください。また、解凍でエラー/警告が出ていないかも確認してください。

動作確認

*.war ファイルがドキュメント・ルートに存在すれば、 Tomcat 起動時に展開されます。今のように struts-example.war を http://localhost:8080/struts-example で要求すると、でぃれくとり配下に /struts-example ディレクトリが作成されて自動的にコンテキスト・ルートに設定され、要求は /struts-example/index.jsp にフォワードされます。

struts-example
図:struts-example

このサンプルはログインのサンプルです。ログインのバリデーションを試す前に、最初にユーザ登録をクリックして、ユーザ情報を登録します。

ユーザ登録
図:ユーザ登録

適当なユーザ情報を登録します。

ユーザ情報
図:ユーザ情報

メニューに戻ってログオンを選択すると、ユーザ名/パスワードの入力フォームが開きます。

ログオン画面
図:ログオン画面

間違った情報を入力すると、ログオン要求は次の画面でリジェクトされます。

ログオン拒否画面
図:ログオン拒否画面

次節以降では、struts-blank.war を展開して、サンプルを作成してみましょう。



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