本文書の仕様

Revised: May/20th/2005; Since: Dec./23rd/2001

本稿で利用する環境

本文書は、 Java によるアプリケーション開発の基礎的な内容を解説しています。

Java の開発には、開発のためのソフトウェアと、実行のためのソフトウェアが必要になります。これらを開発環境、実行環境と呼びます。開発/実行のツールとその周辺のソフトウェア/ハードウェアをあわせて環境 (environment) と呼んでいます。一般的には、 Java を開発した Sun Microsystems が提供している次のツールを使います:

Java の開発/実行ツール
実行環境Java Runtime Environment (JRE)
開発環境Software Development Kit (SDK)

本稿では、 SDK 1.31.4 を用いた Java プログラミングの基礎を解説します。 JDK 1.5 以上で追加/変更された部分は含みません。2004年9月30日にリリースされた 1.5 環境を使う場合でも、基本的な部分は互換性を保っているので、そのままで問題ありません。5.0 で追加された便利な仕様については、別途解説します。

開発環境のバージョンと種類

開発ツールである SDK には、実行環境である JRE が含まれ、2005年3月現在の最新版は、1.4 系の J2SE v 1.4.2_07 SDK と、5.0 系の J2SE Development Kit 5.0 Update 2 (v 1.5.0_02) です。

開発環境は、1.1 までは JDK (Java Development Kit)と呼ばれており、Java 2 と称するようになった 1.2 以上では SDK 、 1.5 以上で再び JDK に戻りました。 1.5 は言語仕様等に大きな変更が加えられ、バージョンが 5.0 と称するように変更されました。但し、コマンド出力などの内部バージョンは 1.5 であり、 5.0 は製品固有名称の一部の扱いです。詳細は、Sun の文書を参照してください。

Java 開発/実行ツールは、 Sun Microsystems が提供しているものが純正品です。サード・ベンダー製品はその互換として開発されるため、実装が遅れることになりますが、その分、独自の追加機能があったり、パフォーマンスが向上していることがあります。Sun Microsystems が提供していないプラットフォームでは、そのベンダーごとに独自の Java 環境を提供しています。

Microsoft でも Windows 用の実行環境である JRE を開発し、 Windows 2000/Windows Me までは 実装していました。しかし、 Sun Microsystms の訴訟によってバージョンアップが禁じられ、現在は Sun の SDK 1.2 相当であり、使い物になりません。別途 Sun の JRE/SDK のインストールが必要です。

言葉の意味が分からない場合は、読み捨ててください。後でセットアップも含めて説明します。



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